最近の小学生は忙しいですよね。
学校の宿題も多い、習い事もしている。でも、お友達とも遊ばせてあげたい。
毎日、あっという間に寝る時間が来てしまいますよね。
「本当は宿題だけでなく、勉強してもらいたいんだけどな…」
と思うこともありませんか?
実際は、宿題のあとに勉強なんてとてもできない。
頑張って始めたけど、眠くなってしまう。
そんなときは、朝勉強を試してみてください。
「朝も時間ないんだよな……」
そんな声が聞こえてきそうですが、15分間だけだったらどうでしょうか。
我が家では朝勉強取り入れています。
最初は朝から勉強するなんで時間ないじゃない、と思っていました。
でも、やってみると良いことがたくさんありましたよ!
朝勉強のメリットとおすすめの時間、学習内容をまとめましたので参考にしてください。
朝勉強のメリット・デメリット
朝勉強には様々なメリットがあります。
朝は忙しいからな、と思う方も、一度メリットを見てみてください。
デメリットも少しありますが、注意すれば問題なく取り組めると思いますよ。
朝勉強のメリット
夕方勉強しようとすると、忙しいし、疲れているし、誘惑も多いですよね。
でも、朝は睡眠でしっかり疲れをとっているため、頭もすっきりしています。
夕方に比べたら、テレビ、ゲーム、おやつなどの誘惑も少なく静かです。
勉強を始めやすい環境、条件がそろっていますよね。
それに加えて出発時間が決まっているために、集中して取り組むことができます。
また、朝勉強をして脳が目覚めてから学校へ行くことで、1時間目から集中して授業を受けられるようになります。
我が家でも朝勉強を取り入れている時期、取り入れていない時期がありました。
両方を比べると、朝勉強をしているときの方が、生活リズムが整っていましたし、朝の行動がてきぱきしていて、シャキッとした状態で学校へ通っています。
朝勉強のデメリット
朝早く起きないといけないと思って、睡眠時間を削ることはしないようにしたいです。
起床時間を決めて、就寝時間を計算することをおすすめします。
朝は出発時間が決まっています。
勉強だけではなく、食事や出発準備などもありますので、長時間の勉強には適していません。
小学生の間は、睡眠時間の確保を重要視してあげましょう。
朝勉強の時間:何時から?何分間?
学習時間は1回15分に!
1回の学習時間を15分に設定する方法です。
子どもが集中できる時間は、未就学児~小学校低学年の場合は「年齢プラス1分」程度、高学年から中学生でも「15分」ほどといわれています。
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子どもの集中力の維持できる時間は意外と短いです。
長くしてもだらけてしまうだけであれば、短い時間でも集中した方が頭に入ります。
低学年であれば1回あたり10分くらいでもいいかもしれません。
勉強時間としてみたら、「15分って短くない?」と思いますよね。
不思議なことに、15分間って長いんです。
試しに20分くらいはかかっていたことを、15分間計ってやってみると時間が余りました!
それだけ集中できるということですよね。
30分間くらいは勉強してほしいという場合でも、15分間×2回にして間に休憩をはさむと集中できます。
この方法は朝だけではなく普段の勉強から取り入れることができるので試してみてください。
うちではこのタイマーを使っていますよ。
押しやすいし、ストップウォッチにもなって便利です。
9-11時間は睡眠時間に!
小学生の子どもの理想的な睡眠時間は9-11時間といわれています。
受験生になると塾などで帰りが遅くなったり、必要な勉強量が増えたりして、早く就寝するのがなかなか難しいかもしれません。
でも子どもの体には必要な睡眠時間なので、できるだけ確保してあげたいですよね。
21時に就寝して6時に起床すると9時間は確保できます。
我が家の子も正直、21時に寝るのは早いと言っています。
ですが、睡眠時間が短いと朝はぼーっとしてしまうし、なんだか怒っているようなすっきりしない様子。
テレビが見たいのもわかるけど、録画して対応します。
習慣化してしまえば、自然と行動できるようになってきます。
習慣化できるようにしばらくは誘導してあげましょう。
「ちょっと早いけど、20時にテレビを消すこと」から始めると、だんだん流れができてきますので試してみてはどうでしょうか?
朝何時から?朝起きたらすぐ勉強開始!
出発1時間前に起きて、15分間勉強する場合のスケジュールを考えてみました。
7:30出発と仮定
6:30起床
6:35-6:50勉強
6:50-出発まで40分ある
食事や準備に時間のかからない子であれば、もう1セットできるかもしれないですね。
もう1回15分勉強をさせたい場合あと15分早く起きれば可能です。
ポイントは朝起きてすぐ取り掛かること。
朝食の前、朝食の後どちらが良いかというのはいろいろ考え方があるとは思います。
朝食を食べると胃に血流が行くため朝食の前の方が良い。
朝食を食べると血糖値が上がるため朝食の後が良い。
でも、まずは勉強の習慣をつけられると良いです。
朝の勉強の習慣がない子に、「朝ごはん食べたら、勉強してね!」で勉強をすっと始められそうでしょうか。
朝起きて「15分勉強したら、朝ごはんにするね!」の方がやらなきゃ!という感じになりませんか?
なので、起床後すぐ15分勉強してみましょう。
すぐ取り掛かれるように寝る前に準備しておくと、もっとすんなり始められます。
朝勉強するという習慣ができてきたら、朝食の前後を考えてあげます。
忘れがちなのが、小学校の昼食の時間が意外と遅いことです。
朝食を早くしすぎると、昼食の時間までにお腹がすいてしまいます。
小学生はおやつも食べられませんので、その時間も考えてあげると良いかなと思います。
朝にオススメな学習内容
朝勉強する習慣をつけられるのであれば、初めはどんな内容でも取り組みやすいものであれば良いかなと思います。
せっかく朝勉強するのだから、朝にオススメな勉強を取り入れてみてはどうでしょうか?
朝がベストな思考力系問題
思考力系の問題を解くことで、頭をフル回転させましょう。
しっかり寝て、疲れをとった頭でパズルや頭を使わないとできない問題を解いてみます。
朝から頭を使うので、解き終わった後すっきりします。
家を出る時間にこの状態になるので、1時間目から集中して授業が受けられます。
夕方だと、疲れていて面倒になってしまう問題でも、朝だとさっと解けたりします。
思考力系の問題は、頭は使うけど、ひらめけばさっと解けたりするものも多いです。
15分間集中して解くにはオススメです。
思考力系の問題集を調べた記事があるのでそちらも参考にしてみてください。
ここに出てくる「どんぐり方式おもしろ文章題えかきざん(スーパーエリート問題集の付録)」は時間に余裕があるときに取り組む方が良いです。
それ以外は朝勉強におすすめです。
タブレット型の教材
タブレット教材は電源を入れるだけでいいので、さっと取り組めます。
〇付けも自動なので、子どもだけで取り組むことができますよ。
キッチンで朝食を準備している間に、見えるところでタブレット学習をします。
15分間あれば、1回分の学習はできると思います。
毎日1回分の学習がノルマになっていれば、朝終わっていたら気分よく出発できますね。
また、寝る1時間前にはブルーライトを浴びない方が良いといわれています。
タブレットはどうしてもブルーライトを発してしまうので、夜よりも朝の方が向いているかもしれません。
一応我が家ではタブレット教材を使うときは、ブルーライトカットのメガネを使用するようにしています。
新聞を読む
短い時間で新聞を読むというのも学習になります。
新聞を読むことで、
など良いことがたくさん。
小学生用の新聞であれば、学習に役立つ情報も満載なので、朝学習として読むにはぴったりなんです。
まとめ
朝の勉強を試してみたいなと思っていただけたでしょうか?
1回15分なので、それほどハードルも高くないかなと思います。
短時間でも、好きな教科でもいいので、朝集中して勉強する習慣を作ってみてはいかがでしょうか。