勉強や宿題をするときに、泣いてしまうことってありませんか?
夜ごはんの準備もしないといけない、早く宿題を終わらせて寝かせないと…。
なのに、どうして泣くの?なんで普通にできないの?
毎日泣かれてしまうと親もイライラしてしまいますよね。
なんでもいいから泣かずに勉強してくれないかな…って思いますよね。
お子さんにとっては、宿題が嫌とか難しすぎるとかいろいろ理由があるんです。
私も困っていたので、泣いてしまう理由、対処法を調べてまとめました。
> 親が勉強を教えるときにイライラしてしまうときの解決策はこちら
泣いてしまう理由は?
一言で「泣いてしまう」と言ってもいろんなパターンがあります。
理由もさまざま。
泣き方も、目に涙を浮かべるだけのときや、感情的に大泣きするときもあります。
子どもに泣かれてしまうと親も困ったり、イライラしたりしますよね。
少し寄り添って、できるだけ泣かずに済ませる方法を考えます!
子供が泣く原因別の対策、改善方法
それぞれの場合に分けて、説明していきますね。
わからなくて泣く場合
1.単純にわからなくて困ってしまっている場合…
「わ~か~ら~な~い~(エーン)」と泣いてしまっている場合ですね。
まずはどこがわからないのか聞くところからです。
ここではできるだけ優しい顔で聞くようにしてみます。
深刻そうな顔で聞いてしまうと、不安になって自信を無くしてしまうことがあるんです。
「今間違えても大丈夫!わかるようになればいいんだよ。」という気持ちが伝わる感じで聞くのがポイントですね。
そこでわからないポイントがわかったら、今より簡単な問題に挑戦。
簡単な問題が解けたら、まず褒める!
お子さんにとっては、褒められることが自信につながります。
「これなら解ける!」という問題がわかったら、その問題から間違えた問題まで丁寧にアプローチします。
まだ難しそうであれば簡単な問題でも、何問か解いてみて、理解できたらさっき間違えた問題に戻るをくり返す。
わからないポイントを聞き出す→簡単な問題を解く→正解したらわからなかった問題に戻る
この作業、簡単なようですが親にとってはものすごく根気が必要です。
あきらめたくなったり、もうこの問題とばしちゃおう!ってなることもあると思います。
進めるのであれば、とりあえず飛ばして(付箋をつけておく)、しばらくしてから戻ってくるというのもアリです。
付箋をつけて後で戻ってくる!はうちでもよくやっていますよ。
ポイントは簡単な問題でも成功体験を積み重ねることです。
その都度褒めてあげると、「自分はできるんだ!」と自信をつけることができて、わからないと泣くことも減ってくると思いますよ。
2.わからない!と感情的になっている場合
「もう!わからないー!(アー!)」と泣いてしまっている場合。
感情的になっている場合、まずは冷却タイムにします。
ポイントは、親も指摘しないでとにかく黙って放置です。
何かするなら、おやつタイムにしたり、全く違う話をしたり…気分転換になることに徹してみます。
感情的になっているからこそ、わからなくなっているだけの場合もあります。
冷静になったときにもう一度見ると、なーんだ!となるパターンです。
落ち着いてきてもわからない場合は、
わからないポイントを聞き出す→簡単な問題を解く→正解したらわからなかった問題に戻る
を試してみてください。
感情的になっているときに、「本当はわかるんだから、しっかり考えなさい!」なんて指摘すると、余計感情的になってさらに泣いてしまったり、自信を無くすことにつながります。
言いたくなるのは、私も一緒です。
指摘してしまって失敗したことも。
ぐっとこらえる、親にも忍耐が必要みたいですね。
宿題が嫌!で泣く場合
1.宿題が多すぎて終わらず泣く場合
一気に終わらせようとせずに、小分けにしてみてはどうでしょうか?
例
- 時間と集中力があるときにドリル系の書く宿題
- 隙間時間に音読系の宿題
宿題を小分けにする方法だと、一つの宿題の量が少ないので、集中しないといけない時間が短くて済みますよ。
音読については、CMの間にさっとやってしまうとゲーム性があってすぐ終わらせられますよ。
さっと終わらせてもいいのですが、音読には良いことがたくさんあるのでこちらも参考にしていただければと思います。
⇒【宿題】小学生の音読の仕方と音読で得られる効果の記事はこちら
宿題を小分けにする方法は、一気に終わらないのがデメリット。
本当は宿題をさっと終わらせてほしいので、親としては一気にやってほしいですよね。
ただ、短時間集中させる方がハードルは低いなという印象です。
2.疲れてやりたくなくて泣く場合
そんな日は、早く寝て、早く起きて朝やってみてはどうでしょうか?
学校で疲れていたり、習い事があって時間がないなど、宿題をやるには急がないといけなかったりした場合などに泣けてしまうことがあります。
時にはしっかり寝て、回復を優先することも大切。
ただ宿題を翌朝に持ち越すことは、すごく勇気がいりますし、デメリットもあります。
それでも朝は、体力が回復していて、出発時間が決まっているため集中できることがメリットです。
宿題の量については要注意!
朝に持ち越す前に、朝できる量なのかどうかだけは確認してくださいね。
3.とにかく遊びたくて宿題なんて嫌と泣く場合
事前にやることリストを、一緒に決めておくのがいいですよ。
親が作った計画を、「帰って来たらこれだけやるんだよ」と渡すのではなく、「帰ってきたら何しなきゃいけないんだっけ?」と子供も一緒に計画を立てるのがポイントです。
「守れなかった時の罰」も作る予定であれば、計画を立てるときに一緒に決めるのがおすすめ。
その罰は「じゃあ守れなかったらどうしようか?」と聞き、子供から言うようにした方が良いですよ。
決められたことではなく、自分で決めたことの方が、やろう!やらなきゃ!という気持ちになりやすいですよね。
罰だけではなく、ちゃんとできたらしっかり褒めてあげるとやる気が出たり、自信がつけられますよ。
計画の立て方は、こちらのページも参考にしてみてくださいね。
悔しい!で泣く場合
まずは「間違えることは大切なことなんだよ。」ということを話してみてください。
それから、
にわけて説明しますね。
間違えて悔しい!(話を聞いてくれる場合)
間違えた問題をもう一度解いてみて、解けたら盛大に褒めてあげてみてください。
泣いたことを乗り越えて、もう一度解くところまでできれば、OK!です。
正解の問題より、間違えた問題をやり直す方が学力の向上につながるはず。
少しできるようになってくるたびに褒めることで、自信がついてきて自己肯定感も向上してきますよ。
間違えて悔しい!(話も聞かない場合)
自分の中で整理ができて、乗り越え泣き終わるまで、そっとしておくのが一番。
正解を求めるあまり、間違いが嫌で仕方なかったり、「違えてしまった問題の方が大事だよ」と言っても素直に聞いてくれなかったりするときもありますよね。
何か口を出してしまうことで余計泣いたり怒ったりすることも。
気持ちの整理ができるまでは、放置で大丈夫です。
冷静になったときに、聞かれたら教えてあげたり、できるようになったら褒めてあげたりと成長できますね。
まとめ:まずは原因探しから!
子どもが勉強のときに泣いてしまうことについてまとめてみましたが、どうですか?
そのときどきによって状況は違います。
もし、お子さんに合う方法があればぜひ試してみてはいかがでしょうか。
また、勉強を教えているときに親の方がイライラしてしまうこともありますよね。
そんな時はこちらも参考にしてみて下さいね。