小学校一年生といえば、まだ義務教育が始まったばかり。
もしかしてうちの子ついていけてないかも…
そんなとき大きく不安が募りますし、心配し、焦りますよね。
小学校に入学する前の過ごし方によって、ひらがなの読み書き両方できる子、読むことだけできる子、どちらもできない子みんな一緒に入学します。
先生も一から丁寧に教えてくれるのですが、最近は読み書きできる状態で入学する子も多いです。
読み書きができない子にとっては初めから大きく差がついてしまっているんです。
じゃあ早期教育をしなければいけないのか?といえば、そういうことではありません。
「みんなはできるのに、自分だけできない。」と自信を無くしてしまうことが怖いのです。
小学1年生は、基礎の基礎を学ぶ大事な時期。
そんなときに、自信を無くしてまって、どんどん置いて行かれて、さらに自信を無くす…
多な差がついたり、負のループに陥ってしまうことは避けてあげたい。
ポイントは家庭での学習習慣と身近なものから学習に興味を導くことです。
どうしてついていけていないのか、理由と対策・改善方法をまとめました。
小1で勉強についていけない理由と対策・改善方法
小学校一年生で学校の勉強についていけない理由は大きく2つ考えられます。
- その子にとって授業のスピードが速すぎるから
- 学習内容にまだ興味がないから
それぞれ説明しますね。
授業のスピードが速いから
小学校一年生の授業はとても丁寧ですが、理解度の異なる子たちが一緒に受ける一斉授業です。
小学校に入ってからが初めての学習だという子にとっては、理解できるスピードより授業のスピードの方が速くて追いつけないことがあります。
その場合は、気づいたらすぐにフォローしてあげる必要があります。
まずは、学習習慣を作る必要です。
1日10分でもいいですよ。
- 宿題を一緒にやってみる
- プリントや問題集を一緒にやってみる
もしわからなくて泣いてしまうようなことがあれば、こちらの記事も参考にしていただければと思います。
学校の授業のスピードが速くてついていけていないとなると、どうしても家で教えてあげる必要性が出てきます。
忙しくて一緒にやってあげられる時間が短い場合は、タブレット型の教材も検討してみてはいかがでしょうか。
- 勉強が苦手な子でもとっつきやすい
- 自動採点→音声や動画、アニメーションでの解説
- 教材によっては途中入会でも4月号から振り返りが可能
このような特徴があるので、一人でも基礎から学ぶことができますよ。
わが家ではチャレンジタッチを使って学習習慣を確保しています。
まだ興味がないから
勉強や学習内容に、興味がないという子もいます。
文字に興味がない、数にも興味がない。
興味がないものを習っても、頭には入ってこないということです。
この場合、何か興味があるものの図鑑を使ってみることをおすすめします。
例えば、虫が好きな子に昆虫図鑑を与えてみてはどうでしょうか。
知りたい!という気持ちで、一生懸命読むと思います。
文字が読めるようになれば、書けるまで近くなりますよ。
図鑑には、数字の情報も。
例えば、「この虫の大きさは〇〇㎜」「〇m飛べます」のように数字が登場します。
それってどのくらいの大きさ?この消しゴムとどっちが大きい?
のように興味を持たせるように導くことができますよ。
なにか好きなアニメやキャラクターがあればそれに関連する図鑑も良いですね。
絵本や読み物でもダメではないのですが、名前の方が覚えやすく、触れられる情報が多いので図鑑の方がおすすめですよ。
計算が苦手な子にも、目の前にある好きなもので興味をひいてみます。
例
「4個パンがあったんだけど、ママが1個食べちゃった。あなたは何個食べられる?」
「アイス1個買ってあったんだけど、パパが2個また買ってきたんだって。今何個ある?」
答えられたら、それを式で表すと「4-1=3」「1+2=3」なんだよと伝えます。
食べ物ではだめだったけど、お金の計算ならいきなりできた!おもちゃの数ならできた!と言うことも。
その子にとって一番理解しやすいものを発見できると良いですね。
身近なもので、ぜひ試してみて下さい。
絶対してはいけないこと
うちの子学校の授業についていけていないかも…と思ったときに絶対してはいけないことは、
怒ったり、叱ること、ほかの子と比べること。
「どうしてこんなこともわからないの?」「なんでわからないの?」「あの子はできてるよ!」
これは、言いたくなる気持ちは理解できます。
とっても不安ですし、焦りますよね。
ですが、この言葉を言われてしまうと自信を無くしてしまいます。
自信を無くして、学習意欲を無くしてしまったら…。
「自分は勉強がみんなよりできないんだ。」から「勉強なんて嫌い!」になって、一年生のうちだけでなく、今後にも影響が出てきます。
そうならないためにも、勉強が嫌いにならないように、できれば興味が持てるように導いてあげられると良いですね。
まとめ
学校授業についていけていないと気付いた時、
やるべきことは、
- 授業のスピードについていけない→学習習慣を
- 興味がない→興味のあるものから学習へ導く
低学年のうちは親が一緒になって学習するのがいいですが、忙しくてできないこともあります。
そういう場合は、一人でもやれるようなタブレット型の教材を検討してみてもいいですね。
してはいけないことは、
怒ること、叱ること、他人と比べること
自信を無くして、勉強が嫌いになってしまわないようにだけは注意してあげたいですね。
普段の生活の中でいろんなことに興味を持ち、学ぶことの楽しさを感じてもらえばと思うのですが、学校の授業は待ってくれません。
お子さんをフォローする方法を、いろいろ試してみてはどうでしょうか。